光触媒には室内の除菌消臭と化学物質の分解除去が求められている

光触媒も電灯応答型「エコララコート」(570nm~600nm)の登場により、外壁のセルフクリーニング効果から室内全般の除菌消臭と化学物質の分解除去までその威力をいかんなく発揮できるようになりました。1液製になり卓越した性能をもち24時間稼働する画期的な光触媒です。

弊社は2004年に光触媒の「紫外線応答型」に別れを告げてから、もはや「光触媒は過去のもの」とその後は清掃業に邁進しておりました。この清掃業を極めようと努力すると、否応が上でも「ニオイ」の壁にぶつかります。現場を綺麗にすると喜びを得ることができますが、お客様にとっての二つの悩み「汚れとニオイ」の「ニオイ」の方が残りました。

多くの施設で空気清浄機や消臭スプレーを気休め程度に使っている現状がありました。そんなお客様に何一つ根本的な解決策を示せないもどかしさをいつも感じていました。

消臭で要求されるものは

多くのお客様に消臭剤を提案すると決まって聞かれることがありました。「いつまで効くの?」つまり長期間の持続効果を期待していることです。長期定着型の消臭剤は無いのか聞かれましたが「ありません」定期的な消臭洗浄をするしかないと説明していました。

それでも何か無いものかと情報収集をしていたところ弊社に技術の指導や情報提供をしていただいているフォンシュレーダージャパン社より、室内で除菌消臭ができる電灯応答型の光触媒があることを聞きつけました。

過去の光触媒と違う電灯応答型

紫外線応答型も電灯応答型も両方とも定着型ですが「外壁のセルフクリーニング効果と室内の除菌・消臭」を唱えています。しかし紫外線応答型は室内で十分な紫外線を得ることができずにほぼ効果はありません。一方の電灯応答型は室内の蛍光灯やLEDに応答して長期的な効果を得ることができます。未だに室内で効果を発揮できる光触媒はこれ以外に無く画期的な商品です。

電灯応答型の特徴

  • 施工が簡単(専用の機械を開発)
  • 基材を傷めることがない
  • 施工時間が短い
  • 施工価格が安い
  • 過去の光触媒に比べ効果絶大(除菌・消臭と化学物質の分解除去)
  • 効果が長期期間持続する

紫外線応答型の有効性を高めるには

過去の紫外線応答型光触媒の施工には必ず「バインダー」が必要です。光触媒(酸化チタン)は全ての有機物を分解します。直接壁や布に触れると素材(塗料や繊維)を分解するので、それを防ぐためにはバインダーが必要になります。つまり「バインダーの役割」は基材の保護と基材へ酸化チタンを密着させるための接着剤の役目があります。

電灯応答型であっても全ての光触媒施工に清掃は必須

しかし最も重要な事は「バインダー」そのものが基材に上手く接着しないとなんの意味もありません。1液製の電灯応答型の光触媒であっても基材の清掃が重要な意味を持ちます。古い基材は「汚れと油分」を十分落とすこと、また新築の基材は汚れの付着を防ぐために予め防汚剤(油性)が付いています。紫外線応答型や電灯応答型の全ての光触媒は、これ等をしっかり落とさずに施工を行うとことはNGで長期的な定着はできません。

エコライブサポート代表者。清掃業の立場から多くの方々へ、より快適な環境を実現するための除菌・消臭等の情報を発信していきます。

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